アウトドアからみる多文化理解

10月初旬に当団体の仲間とキャンプへ行ってきました。ちょっと肌寒いかと思いましたがちょどよい気温で虫も少なく快適に楽しめました。その中に多文化共生を考える一面がありましたのでお話いたします。最後までおつきあい頂けると幸いです。

僕も含め慣れない手つきでテントを立て、BBQグッズを仕込む。そう、僕たちは流行りのオシャレキャンプに慣れたメンバーではなく、普段はBBQなどで短い時間集まって時間を楽しむ派。今回は初めて4家族でキャンプ場へ行き、長時間一緒に過ごしました。

テントを立てると色んな場面を想定し机やテーブルを設営していく。暗くなってからも見えるライトの配置、食材の位置など思い思いの所に配置していく。

そのころ子供たちは

ソリで坂を楽しんでいる。一人のお父さんが引率し4家族の子供たち7名とソリで遊ぶ。

戻ってくると大人が料理の下準備を見せると

一緒に切ってみる。自分の子供でなくても。自分の親でなくてもリラックスしてコミュニケーションが生まれる。

大人がつくれば、子供も手伝う。

火起こし準備OK!

年少さんから小学4年生まで子供コミュニティが生まれる。

パパがマキを切ると、娘がコーヒーをいれる

気づけば日も暮れて、会話も弾む。

普段は子供の様子に気を取られながら気が休まらない親たちも、役割分担と子供のコミュニティー成立によりリラックス時間をもらえ、子供たちはコミュニティの中で社会性を養った。自然発生的に同族、同世代が集まり言葉をこえてお互いをフォローしあう。素敵な空間だ。相互理解、多文化共生の基本を感じる楽しい空間…

みんな眠りにはいり火の始末、午前2時…

他のキャンプエリアから若いキャンパーの騒ぎ声…おい、2時だぞw
その後、車に乗りハイビームでキャンプ場内を回り出口を探す。テントすべてを順番に照らしながら…w

案の定、翌朝、他のキャンパーより「あいつら遅くまでうるさくて眠れなかった」という声が聞こえる…

ひと昔前のキャンプは旅行者が多く、夕方8時、9時には消灯し朝6時ごろには出発している光景もよく見られたが、最近のおしゃれ系の参加により、普段の生活スタイルをそのままアウトドアに持ちこみ夜遅くまで騒いでいるグループも増えたようだ。

昔スキー場にスーボーダーが入った時もめたように、これまでのキャンプ場の利用の仕方とちがうスタイルの利用者が入ってきてもめそうだ。これも多文化共生への導入であろう。これまでスタイルのキャンプ場、夜遅くまで騒ぐ人たちが集まるキャンプ場、混在するキャンプ場。キャンプ場がルールを作るのか、時間をかけて利用者がそのスタイルを定着させるのか?とても興味深い。

こんな光景も楽しみながら今後も仲間と共にアウトドアで子育てしてきたいと思った。